よくある質問

協会に寄せられる、
浄化槽や管理委託に関するよくある質問をまとめました。

協会への管理委託を検討されている方

Q1.浄化槽の管理に関して、法令に違反した場合、罰則はありますか?

浄化槽管理に関する違反行為とその罰則については、その主なものとして、
· 設置後の法定水質検査(浄化槽法11条検査)等に関して、都道府県知事からの命令に従わなかった場合→30万円以下の過料
· 保守点検や清掃が定められた基準に従って行われていないことで、都道府県知事に改善措置や使用停止を命ぜられたにもかかわらず、この命令に違反した場合→6ヶ月以下の懲役又は100万円以下の罰金
などとなっています。
協会の受託では、法を順守した管理を行っていくことから、浄化槽を使用する皆様は安心して管理を委託できるようになっています。

Q2.浄化槽を使用するうえで注意すべき点はありますか?

浄化槽の使用にあたっては、微生物により汚れの分解していく施設であることから、以下のような気遣いをお願いします。
· トイレでは、トイレットペーパを使用し、紙おむつ・衛生用品等は流さないこと。普通のトイレ洗剤の使用は構いませんが、浄化槽向きの表示があればできるだけこのような製品を使用してください。
· 洗濯では、洗剤や漂白剤等は適量を使用すること。
· 台所では、使用済みの食用油は流さずにゴミと一緒に処理すること。三角コーナー等で洗い汚れのゴミ等は取り除いてください。

Q3.浄化槽やブロワ等の設備の耐用年数はどのくらい見込めますか?また、故障の対応はどのようになりますか?

適正に浄化槽が設置され、その後使用者の使用に問題がなく、また保守点検、清掃等も適正に実施されてきた場合、浄化槽本体(水槽)は30年、一方、槽内の部品やブロワ等の機器類の耐用年数は7年といわれています。
ブロワ等の機器は定期的なメンテナンスが必要であり、協会受託の浄化槽では、二回目以降の大規模修繕等を除いた修繕・交換は原則として協会で行います。

Q4.今後、大きな地震や浸水などの災害に遭った場合、復旧はどのようになりますか?

協会では、市と災害発生時における浄化槽の復旧に関する協定を締結しており、災害時は協会加入の浄化槽を優先して早急な復旧に努めていくこととなっています。

Q5.浄化槽の清掃や保守点検の実施時期、並びにその結果について、使用者に連絡がありますか?

浄化槽の定期的な保守点検・清掃については、協会で定めた計画に基づき、実施してまいります。
定期的な業務実施にあたり、その時期を都度委託者の方に連絡することはありませんのでご了承願います。ただし、その作業結果については、記録書を各戸に置いてまいりますので確認願います。また、浄化槽上を駐車等に使用されている場合は、作業に支障の無いよう配慮をお願いします。

既に協会に管理委託をされている方

Q1.浄化槽からの臭いがひどいのですが。

浄化槽から発生する臭気の原因としては、ブロワの故障等による浄化能力低下、浄化槽の清掃不足、マンホール蓋の密閉不十分もしくは蓋の破損による臭気漏れなどが考えられます。
臭気を著しく強く感じる場合は、ブロワが動いているか等、浄化槽の周囲を一度確認していただき、そのうえで協会へ連絡願います。

Q2.浄化槽のブロワが停止、もしくは異常です。どうすればいいですか。

ブロワ故障により、急速に処理機能が低下することはありませんが、異常発見の際はすみやかに協会に連絡をお願いします。協会で責任をもって対応してまいります。

Q3.浄化槽のマンホール蓋が破損しました。このままでもいいのでしょうか?

浄化槽のマンホール蓋は、槽内への落下防止や外水の侵入防止、また臭気拡散防止などの役割があり、破損の際は、危険が伴うとともに浄化槽の処理機能上も問題が発生する場合があります。
多くの破損の原因が、想定を超えた荷重載荷(車両の通行等)による破損であり、浄化槽所有者において出来るだけ早く交換をお願いします。

Q4.空家になり、今後浄化槽は長期間使用しない予定です。どうしたらよいでしょうか?

浄化槽については、現存する限り、使用しなくても管理が要求されます。ただし、長期に浄化槽を使用しない場合は、県へ「浄化槽使用休止届」を提出することもできますので一度ご相談ください。

Q5.出張等でほとんど浄化槽は使っていません。委託料は安くなりませんか?また、ブロワの電源は切っておいてもよろしいですか?

浄化槽については、「浄化槽使用休止届」並びに「廃止届」が提出されない限り、浄化槽法に基づく管理が要求されます。【※Q4「空家になり、今後浄化槽は長期間使用しない予定です。どうしたらよいでしょうか?」参照】
長期に使用しない場合は、それらの対応を検討していただきますが、年に数回でも使用する場合は、日常的に使用する浄化槽同様、管理が必要となります。よって、協会では日常的に使用される浄化槽同様の維持管理を行いますので、受託料金について差を設けることはありません。
また、不在に伴いブロワの電源を切っておくことは、槽内の微生物の働きを弱め、また悪臭の発生にもつながってきますので、電源は切らないでください。

Q6.契約名義の変更、並びに委託料金支払い口座の変更方法について説明してください。

名義の変更や委託料金の支払い口座を変更する場合は、協会に連絡をお願いします。なお、支払い口座の変更手続きには期間(1~2か月)を要することを予めご了承願います。

Q7.排水の流れが悪くなっています。どうしたらいいですか?

近年、トイレの流れが悪い等の苦情連絡が増えています。協会が受託している対象は、あくまでも浄化槽及びその付属物(ブロワ等)のみですので、浄化槽に至るまでのご家庭の排水管については、適時使用者にて点検・管理を行ってください。
また、近年、排水管内への植木の根が侵入することによる排水トラブルも増えつつあります。排水管延長上にある植木等については管理に注意してください。

補助制度について